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NEC、既存の入退場ゲートなどに顔認証機能を付加するアプライアンス「NeoFace Access Control」
2018年2月7日 12:00
日本電気株式会社(NEC)は7日、既存の入退場ゲートやドアに設置し、顔認証による入退室を可能にするソリューション「NeoFace Access Control」を発表した。価格は120万円(税別)で、2月14日の出荷開始を予定する。
NeoFace Access Controlは、顔認証エンジン「NeoFace」の認証サーバー機能や、顔認証用カメラ、タッチパネルなどを専用ハードウェアに搭載したアプライアンス製品。搭載する管理用データベースに認証情報を搭載できるので、別途サーバーを構築することなく、1台から手軽に導入できる点が特徴という。さらに、搭載するカードリーダーを活用し、顔とICカードを組み合わせた二要素認証にも対応。ICカードの貸し借りを防止でき、セキュリティが向上するとのこと。
1台だけの場合は約5000人分のデータ登録を行えるほか、データベース管理サーバー「NeoFace Access Control Manager」(3月9日出荷開始)を別途用意すれば、約1万人分のデータ登録や管理、あるいはNeoFace Access Control多数台での運用にも対応する。
また、さまざまな入退管理システムやゲートとのAPI連携に対応しており、既存のゲートなどを置き換えずに、顔認証による解錠機能を付加できる点もメリット。外気温45度での運用や防塵・防滴対応により、半屋外への導入も可能になっている。
なおNECでは、顔認証関連製品と連携したソリューションをパートナー企業と創出するための「ソリューション開発プログラム/顔認証」に同製品を追加し、パートナーとの協業をさらに強化するとのこと。現在、入退室ゲートのベンダーであるクマヒラと日本ハルコン、入退管理システムを手掛けるNECプラットフォームズの各社がパートナーとして挙がっている。