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両備システムズの「R-Cloudサービス」、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度「ISMAP」に登録

 株式会社両備システムズは11日、同社が提供するクラウドサービス「R-Cloudサービス」が、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度「ISMAP」において、政府が求めるセキュリティ要件を満たしているサービスであると認定され、ISMAPクラウドサービスリストに6月30日付けで登録されたと発表した。中四国の企業が提供するクラウドサービスとして、唯一の登録になるという。

 登録されたサービスは、「R-Cloud 仮想プラットフォームサービス(Type-A)」および「R-Cloud Proxyサービス」の2サービス。

 ISMAPは、政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスをあらかじめ評価・登録することにより、政府のクラウドサービス調達におけるセキュリティ水準の確保を図り、円滑な導入に資することを目的とした制度。

 両備システムズは、提供するクラウドサービスが高いセキュリティレベルを担保し、顧客が安心して検討・導入・利用するための重要な対応として、ISMAP取得に取り組んできたとしている。

 R-Cloud 仮想プラットフォームサービス(Type-A)は、両備システムズの国内データセンターで提供する、仮想マシンを利用できるIaaS型クラウドサービス。顧客の要件に合わせて、メモリやディスク容量などを選択できる。

 R-Cloud Proxyサービスは、総合行政ネットワーク(LGWAN)からISMAP登録済みのクラウドサービスへ接続するクラウドゲートウェイサービス。サービスは、R-Cloud 仮想プラットフォームサービス(Type-A)の仮想マシンを利用して提供している。

 両備システムズでは今後も、政府情報システムが求めるセキュリティ要件に対応したクラウドサービスの提供に取り組み、政府機関にとどまることなく、地方自治体、医療機関さらには民間企業・団体の顧客にも、ISMAPに対応したクラウドサービスを提供していくとしている。