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ゾーホージャパン、ファイアウォールログ解析ツール「Firewall Analyzer」のEnterprise Editionを提供

 ゾーホージャパン株式会社は10日、ファイアウォールログ解析ツール「Firewall Analyzer」のEnterprise Editionを提供開始したと発表した。

 Firewall Analyzerは、マルチベンダーのファイアウォール、UTM、プロキシサーバーなどのログを一元管理するツール。簡単にログを収集して保存し、多様なレポートと検索機能によってログを可視化する。アラート通知機能も備えており、異常時に管理者へ通知を行う。また、ルール管理機能によりファイアウォールに設定されているルールの最適化を実現する。

 ゾーホージャパンは、以前より提供しているFirewall AnalyzerのProfessional Editionに加えて、大規模環境に適した分散構成のEnterprise Editionの提供も7月に開始した。Enterprise Editionは、管理対象とするログ流量が多い場合や、複数の拠点にファイアウォールやプロキシサーバーを設置している環境に適している。Enterprise Editionを用いることで、複数の顧客を持つ事業者やマネージドセキュリティサービスプロバイダー(MSSP)が、ファイアウォールなどのログ解析やルール管理を一元的に行えるようになる。

「Firewall Analyzer」のEnterprise Edition概要

 Enterprise Editionは、セントラルサーバー1台と複数のプローブサーバーによって構成され、セントラルサーバーとプローブサーバー間のデータ通信は、HTTPS/HTTPにより行われる。プローブサーバーは、さまざまな拠点に設置でき、最大500台の装置を管理できる。管理画面でセントラルサーバーにアクセスし、すべてのプローブサーバーとそれぞれのプローブサーバーに登録されている装置を一元的に把握できる。

 また、ゾーホージャパンはネットワーク機器コンフィグ管理ツール「Network Configuration Manager」を提供しており、5月には大規模環境に適した分散構成のEnterprise Editionをリリースした。これにより、複数の拠点を有する大規模なネットワーク環境においても、コンフィグを手軽に管理できるようになっている。