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東陽テクニカ、テストデータ管理プラットフォーム「Delphix」を販売
2025年7月11日 08:30
株式会社東陽テクニカは10日、米Perforce Softwareが提供するDevOps対応テストデータ管理プラットフォーム「Delphix」を販売開始した。
Delphixは、マルチクラウドやハイブリッドクラウド環境に対応する、統合型テストデータ管理(TDM)プラットフォーム。データマスキングとデータ仮想化の機能を組み合わせることで、機密データや個人情報のセキュリティを担保し、開発・テスト・分析環境に本番同等のデータを提供する。
データマスキング機能は、機密情報や個人情報を自動で検出し、不可逆的にマスキング(匿名化)することで、コンプライアンスに準拠したテストデータを生成する。これにより、本番と同等の品質を備えたテストデータを安全に活用でき、信頼性の高いテストを迅速に実施できる。またデータ仮想化によりテストデータの容量負荷を最小限に抑え、迅速に開発を進められる。
データ仮想化機能は、データをブロック単位で管理し、変更があった部分のみを保存・展開する仮想化技術。これにより、ストレージ負荷を最小限に抑えながら、開発・テスト環境への高速なデータ提供を実現する。
DevOpsのワークフローに組み込み可能で、CI/CDパイプラインにシームレスに統合され、テストデータのプロビジョニング、リフレッシュ、マスキング、削除などの操作を自動化する。これにより、開発・検証におけるセキュリティと統制を、人的リソースに頼らず維持できる。
東陽テクニカは、Delphixの提供を通じて、システム・アプリケーション開発におけるテスト精度の向上、開発サイクルの短縮を支援し、安心・安全な情報社会の実現に貢献していくとしている。