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NECの顔認証クラウドサービス、Pepperを利用したエクシングの介護施設向け対話アプリに採用

 日本電気株式会社(以下、NEC)は8日、株式会社エクシングが、介護施設向け対話アプリ「健康王国トーク for Pepper」の顔認証エンジンとして、NECの顔認証クラウドサービス「NeoFace Cloud」を採用したと発表した。

 健康王国トーク for Pepperは、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」と介護施設の利用者が、普段施設で話すような世間話や雑談、好きなものや家族のことなど、さまざまな話を行えるPepper向け対話アプリケーション。顔認証機能により、Pepperが事前に登録した個人を識別するため、利用者とより親密なコミュニケーションを行えるという。

 一方NECでは、顔認証AIエンジンをクラウド上に搭載し、顔認証機能および顔認証の管理機能をNeoFace Cloudとして提供している。

 健康王国トーク for Pepperでは、施設の利用者やスタッフ、家族など250人までを識別できるが、この識別のための顔認証を実現するためにNeoFace Cloudが採用された。NeoFace Cloudはクラウドサービスのため、サーバー設置の難しい屋外や介護施設などでも利用できるほか、運用作業なども行わなくて済むことから、スタッフの負担を軽減可能としている。