ニュース

住友電工情報システムのワークフロークラウド、「FUJIFILM IWpro」と連携

承認フローに回したい文書を手軽に連携

 住友電工情報システム株式会社は10日、自社のクラウド型ワークフローサービス「楽々WorkflowII Cloud」と、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の業務DX・デジタル化を支援するクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」を連携させた新サービスを、2025年7月より提供開始すると発表した。

 楽々WorkflowII Cloudは、申請書作成や承認経路設定を事業部門で簡単に行え、日本の商習慣に合った柔軟な承認プロセスや権限制御を実現するクラウド型ワークフローサービス。一方のFUJIFILM IWproは、文書の自動取り込み・仕分けから、データ共有、管理、出力まで、業務デジタル化に必要な機能を集約したクラウドサービスである。

 FUJIFILM IWproでは、紙やPDFなど、さまざまな形式で受領した文書を一元管理できるが、承認フローに回したい文書については、ファイルを選択して連携ボタンをクリックするだけで申請フォームが設定され、当該ファイルを楽々WorkflowII Cloudへ直接添付して連携できる。その際、添付したファイルは申請済みとしてFUJIFILM IWproの別トレイに移動可能なため、申請の重複を防止できるとのこと。

 これにより、データ化した情報の一元管理と、楽々WorkflowIIによる柔軟かつ堅牢な承認プロセスが実現され、ガバナンス強化や業務DX推進に貢献するとしている。

 なお今後は、楽々WorkflowII Cloudで決裁された文書(申請書・添付ファイル)をFUJIFILM IWproへ自動連携し、一元管理・保管するとともにデータを共有するサービスを、10月以降に提供する予定だ。