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ヤマハ、ネットワーク機器と音響製品を展示 さくらのクラウド版vRXなども参考出品

Interop Tokyo 2024会場レポート

 最新のICT技術やソリューションを体験できるイベント「Interop Tokyo 2024」の展示会が、6月12日から14日まで、千葉県千葉市の幕張メッセで開催されている。

ヤマハ:YNOのスイッチ管理対応を参考出品

 ヤマハのブースでは、ネットワーク製品と、リモート会議などの音響製品を展示していた。

Interop Tokyo 2024のヤマハブース

RTX3500がShowNetのWi-Fi通信や放送局接続を支える

 ネットワーク機器としては、ルーター、セキュリティアプライアンス、スイッチ、Wi-Fiアクセスポイントの製品を展示していた。

 中でも2023年に発売された10G対応の新センタールーター「RTX3510」は、会場ネットワークであるShowNetでも、Wi-Fiコントローラーのラック(のL2ローミング)とMedia over IPのラック(の放送局とのVPN接続)で、VPN接続の機器として採用されたほか、出展社製品を表彰する「Best of SHow Award」の「ネットワークインフラ(エンタープライズ)部門」でファイナリストにもなっていた。

 なお、10G対応ルーターに合わせて、フレッツ光クロスやNUROなどの各社の10G通信サービスも展示されていた。

 そのほか、さくらインターネットがヤマハブース内で、参考出品として「さくらのクラウド版vRX」について展示していた。ソフトウェア版ヤマハルーター「vRX」をさくらのクラウド上で提供するもので、ヤマハルーターとVPN接続する用途などに使える。

ヤマハルーターの展示
10G対応のセンタールーター「RTX3510」
ShowNetのWi-Fiコントローラーのラックに収められたRTX3510(L2ローミングのためのVPN接続)
セキュリティアプライアンスの展示
ヤマハのWi-Fiアクセスポイントの展示
ヤマハのスイッチの展示
「さくらのクラウド版vRX」(参考出品)と、各社の10G通信サービスの展示

YNOでのスイッチ管理もデモ

 ハードウェア以外では、クラウドの統合管理環境「YNO(Yamaha Network Organizer)」についても展示されており、YNOについては参考出品として、YNOでスイッチを直接管理するところがデモされていた。

 YNOはこれまで、ヤマハのルーターとWi-Fiアクセスポイントのみ直接管理でき、スイッチ等はルーター経由となっていた。スイッチが直接管理できるようなことになり、ヤマハ以外のルーターの下でスイッチを利用しているところでも、YNOから管理できるようになる。

 なお、YNOのログ分析サービス(LAS)は今回のShowNetのNOCでも使われているとのことだった。

 そのほか、エンジニアが情報交換する「ヤマハネットワークエンジニア会(YNE)」と、そうしたエンジニアのスキルを認定する「ヤマハネットワーク技術者認定試験(YCNE)」についても展示されていた。

「YNO(Yamaha Network Organizer)」の展示
YNOによるスイッチの直接管理(参考出品)
「ヤマハネットワークエンジニア会(YNE)」と「ヤマハネットワーク技術者認定試験(YCNE)」の展示

音響製品も展示

 音響製品としては、マイクスピーカーやWeb会議用の音響製品などを展示。さらに、スピーカーなどの音響システムをネットワーク接続で構築する「Danteシステム」も展示されていた。

 また「SoundUDインターホン」は、スマートフォンをインターホンにするクラウドサービスだ。訪問先に貼られたSoundUDのトリガーボードにスマートフォンをかざすと、インターホンとして音声で相手とつながる。サウンドトリガーを使った屋内側からの開錠にも対応する。さらに、据え置き型も展示していた。

マイクスピーカーやWeb会議用の音響製品など
音響システムをネットワーク接続で構築する「Danteシステム」
SoundUDインターホンの展示
トリガーボードにスマートフォンをかざす
スマートフォンがインターホンになる
据え置き型も