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NTT Com、IOWNを使った「リモート“バーチャル”プロダクション」を実演

Interop Tokyo 2024会場レポート

 最新のICT技術やソリューションを体験できるイベント「Interop Tokyo 2024」の展示会が、6月12日から14日まで、千葉県千葉市の幕張メッセで開催されている。

NTTコミュニケーションズ:IOWNで遠隔地のVTuberと共演

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のブース(docomo businessのロゴが掲げられていた)では、IOWNを使った「リモート“バーチャル”プロダクション」が実演された。

 幕張会場と、東京の大手町(NTTコミュニケーションズOPEN HUB Park)、大阪(NTT西日本 大阪QuintBridge)の3拠点をIOWN APNでつなぎ、それぞれの会場の出演者の映像を1つの画面に合成して、遅延なく同じ場所にいるかのように共演するというものだ。

 特に大手町からはVTuberが出演したこともあってか、ブースには多くの観客が集まった。これには、バルス株式会社のバーチャルライブ制作ソフトウェア「SPWN」が利用された。

 幕張では1人のオペレーターが映像合成などの操作をしていた。これは、IOWN APNによって、遠隔地の複数映像をリアルタイムで低遅延に集約することで、カメラスイッチング等のオペレーション省人化を実現できることを実証しているという。

 なお、3拠点からのライブの後には、大手町のVTuberと幕張の来場者との撮影会も行われた。

幕張・大手町・大阪の3拠点の出演者(VTuberを含む)がIOWNで共演
リモート“バーチャル”プロダクションの説明
幕張会場の様子。出演者はグリーンバックの前で撮影
1人のオペレーターが映像合成などを操作