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インターコム、クラウドFAXと「FUJIFILM IWpro」の連携オプションを強化しFAXの自動送信を実現
2025年8月20日 15:33
株式会社インターコムは、クラウドFAXサービス「まいと~く Cloud」と、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社のクラウドサービス「FUJIFILM IWpro」との連携機能「まいと~く Cloud 拡張プラグイン」の新版を、8月29日より提供開始すると発表した。
「まいと~く Cloud」は、FAXサーバーシリーズ「まいと~く Center」「まいと~く Center Hybrid」をクラウド化したサービス。サーバー構築や回線手配などをすることなく、導入後すぐにFAX業務をペーパーレス化できるサービスとして、広く利用されている。一方の「FUJIFILM IWpro」は、文書の自動取り込み・仕分けから、データ共有、管理、出力まで、業務デジタル化に必要な機能を集約したクラウドサービスである。
2024年9月には、「FUJIFILM IWpro」上からのFAX送信を実現していたが、その際にはFAX番号を1件ずつ入力する必要があり、複数のFAXを送信する場合の業務負荷が高くなってしまっていた。
そこで今回提供される「まいと~く Cloud 拡張プラグイン」の新版では、「FUJIFILM IWpro」のワークスペース上で設定したフォルダーを定期監視することで、手間なくFAXを自動送信できるようにした。
具体的には、ワークスペース上で設定したフォルダーにFAX送信したいファイルを移動すると、FAXが自動送信される仕組みで、送信先の指定方法は「属性参照」と「送信先指定」の2種類から選択できる。
「FUJIFILM IWpro」は、複合機で受信したFAXをワークスペース上に自動保存する機能を備えており、その際に、送信元のFAX番号をファイル属性に反映する。指定方法のうち「属性参照」は、このファイル属性の情報に従ってFAXを送信する方法で、FAX原稿ごとに宛先を設定する手間がかからないとのこと。
一方の「送信先指定」は、あらかじめFAXの送信先を指定しておく方法で、指定できる送信先は1つのフォルダーに対して1件のみ。フォルダーは複数作成できるので、送信先ごとにフォルダーを用意すれば、複数の送信先への自動送信を行える。
また新版では、「まいと~く Cloud」のアドレス帳から複数の宛先を指定することも可能で、キャンペーンや長期休暇のお知らせなど、取引先や顧客全体に案内を送りたい時などに、便利に活用できるとしている。
このほか、任意の日時にFAXが送信されるように予約登録する機能や、送信先の話中などのためにFAXが送信エラーになった場合、送信結果画面上で送信エラーのファイルを絞り込み表示して再送信する機能などを搭載している。
なお、「まいと~く Cloud 拡張プラグイン」の利用には、「まいと~く Cloud」と「まいと~く Cloud 連携オプション for FUJIFILM IWpro」の契約が必要となる。