ニュース

さくらインターネット、「さくらのクラウド」でヤマハの仮想ルーターを提供

さくらのクラウド上のコントロールパネルからネットワーク構成など設定変更が可能

 さくらインターネット株式会社は17日、IaaS型クラウドサービス「さくらのクラウド」において、ヤマハ株式会社の仮想ルーター「さくらのクラウド版vRX」を10月24日より提供開始すると発表した。

 「さくらのクラウド版vRX」は、ヤマハの仮想ルーター「vRX」を、IaaS型クラウドサービス「さくらのクラウド」に最適化したモデルで、さくらのクラウド上のコントロールパネルから、ネットワーク構成などの設定変更が可能。場所を問わず設定作業を行えるため、物理作業は不要となっており、ネットワーク環境構築までのリードタイムを最小限にできるという。

 また、「vRX」はヤマハ製のハードウェアルーターとソフトウェアを共通化しているため、既存のヤマハ製ルーターと共通のコマンド体系を利用できる点が特徴で、「さくらのクラウド版vRX」でもこれを踏襲しているとのこと。

 価格(税込)は、基本ライセンス(100Mbps)が月額6050円、VPN対地数を拡張できるオプションライセンスが、VPN10対地追加が月額550円。別途、デプロイするサーバーの利用料金が発生する。さらに今後は、500Mbpsのプランについても提供を検討するとした。

 なお、さくらインターネットでは、初めて「さくらのクラウド版vRX」の有償ライセンスを利用する先着50社に、2万円分のクーポンを提供する「さくらのクラウド版vRX お試しキャンペーン」を開催する。期間は10月24日の9時30分から、2025年1月31日の18時30分まで。