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WHI HDの「COMPANY Talent Management」、エンゲージメントにおける潜在課題の発見を生成AIで支援
従業員コメントのトピック分類やネガポジスコア判定に対応
2025年8月20日 16:44
株式会社WHI Holdings(以下、WHI HD)は、「COMPANY Talent Managementシリーズ」に、生成AIによる従業員コメントの自動分析機能を追加したと発表した。
「COMPANY Talent Managementシリーズ」は、Works Human Intelligenceが提供する大手法人向け統合人事システム「COMPANY」とサイダスが提供するタレントマネジメントシステム「CYDAS」が融合した製品。「COMPANY」の人材データに、「CYDAS」のノウハウや直感的なUI/UX、AI技術を組み合わせることで、精度の高い人材データの分析と活用を可能にしているという。
今回の新機能では、「COMPANY Talent Managementシリーズ」のエンゲージメントサーベイ(従業員エンゲージメント調査)機能で収集した多様な自由記述コメントを生成AIが分析し、1)トピック分類、2)ネガポジスコア判定――をコメントごとに実施する。
1)では、エンゲージメントサーベイで従業員から提出された自由記述コメントのテキストデータを、生成AIが分析。各コメント内容に対して「評価・報酬」「育成・キャリア」「福利厚生」「労働環境」などのトピックを自動判定する。
これに関してWHI HDは、単純な単語出現頻度による分析の場合、「仕事」「部署」「時間」など、何をどう改善すべきか分からない結果になってしまうことがあるが、エンゲージメントサーベイに特化した今回の新機能では、「労働環境に不満を感じている」「社内インフラに不満を感じている」など、取り組むべきトピックが一目で把握できるとそのメリットを説明している。
一方の2)は、自由記述のテキストから、「ネガポジスコア」をマイナス10点からプラス10点の間で自動算出し、そのスコアになった理由と合わせて表示する機能。人間が感じる文章の意図やニュアンスをより深く汲み取り、ネガティブ・ポジティブ判定を行える点が特長で、例えば、「Aは評価するが、Bに関しては不満がある」といったネガティブ表現とポジティブ表現が混在する文章構造や、「社保(社会保険)」といった略語、誤字脱字が含まれるテキストに対しても、高い精度で分析できるとのこと。