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イグアス、AIエージェント駆動の開発支援ツール「IBM Bob」を活用したアプリケーション開発や保守支援サービスの提供を検討開始

 株式会社イグアスは27日、IBMが提供するAIエージェント駆動のエンタープライズ向け開発支援ツール「IBM Bob」の技術検証を行った結果、開発生産性・品質の向上および開発プロセスの抜本的な変革に対する有効性を確認できたことから、IBM Bobを活用したアプリケーション開発や保守支援サービスの提供を検討すると発表した。

 IBM Bobは、開発者のパートナーとして、単にコードを書くだけでなく、要件定義から実装、テスト、デプロイまで、ソフトウェア開発ライフサイクル全体を効率化し、最適化するように設計された、AIエージェント駆動のエンタープライズ向け開発支援ツール。

 イグアスは、アプリケーション開発の効率化と品質向上を両立する新たな開発アプローチの有効性を検証するため、IBM iにおいて2つのプログラミング言語でIBM Bobの技術検証を行った。

 RPG(IBM i専用のプログラミング言語)では、プログラムの解説、コード生成、他言語への変換の効率性と正確性を検証した。また、Pythonでは、IBM BobによるMCPサーバー・アプリケーションの新規開発(仕様書生成、コード生成、テストケース生成・実行)と、IBMのAIエージェント製品であるwatsonx Orchestrateからのメール送受信の指示に対し、開発したアプリケーションが正しく実行されるかどうかを検証した。

 IBM Bobに自然言語で指示を行い、仕様書生成、コード生成、テストケースの生成と実行までの各工程について検証した結果、高精度かつ短時間での要件指示や仕様書作成、手戻りのないコードの自動生成などを実現した。これにより、アプリケーション開発全体において、開発工数の約38%を削減できた。

 特に仕様書生成の過程では、IBM Bobの活用により検討すべきポイントが明確になり、人為的な見落としも解消されることで、効率化と正確性の向上に対する有効性が示唆された。また、IBM Bobはコード生成を行う前に要件や仕様を整理・確立するプロセスに優位性があることも確認できたため、要件定義の品質向上につながり、ビジネスアプリケーションの開発に適していると判断した。

 また、IBM Bobがイグアス独自の開発ルールを自動で認識、学習し、それに従ったコード生成を行えることも確認した。これにより、開発効率の改善に加え、エンジニア個人の経験値に依存しないアプリケーション開発の標準化が実現できることが明らかになったとして、イグアスは、IBM Bobは先進的な開発プロセス確立に寄与できる開発支援ツールだと結論づけている。

 技術検証の結果を踏まえ、今後イグアスは、日本IBMおよびビジネスパートナーとの共創を通じて、イグアスグループとして、IBM Bobを活用したアプリケーション開発・保守支援サービスの提供に向けた検討を開始すると表明した。まずは、RPG開発におけるIBM Bobの活用を前提としたアプリケーション開発の伴走支援、設計・仕様策定支援、既存アプリケーションの保守・改善支援に取り組む予定。その後、対象言語を広げながら、IBM Bobを軸とした新しいアプリケーション開発モデルを確立し、顧客の開発環境とプロセスの抜本的な変革を推進していくとしている。なお、IBM Bobは2026年3月までに一般提供を開始する予定だ。