ニュース

ジーデップ・アドバンス、「宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)」にGPUテストドライブを提供

 株式会社ジーデップ・アドバンスは28日、豊田通商株式会社と株式会社ユーラスエナジーホールディングス(以下、ユーラスエナジー)が共同で推進している「宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)」に、PoC向けGPUテストドライブを提供すると発表した。

 宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)は、ユーラスエナジーグループが北海道稚内市で運営する風力発電所「樺岡ウインドファーム」の隣接地に建設し、同発電所直結で「生グリーン電力」を供給するデータセンター。同事業では、豊田通商がデータセンターサービスの提供を、ユーラスエナジーが土地・建屋・生グリーン電力の供給をそれぞれ担当する。

 ジーデップ・アドバンスは、宗谷グリーンデータセンターⅠ(仮称)内に設置される豊田通商のコンテナ型データセンターにおいて、最新のGPUサーバーを活用し、地域の大学・研究機関・企業・自治体などを主な対象としたPoC向けGPUテストドライブ環境「GAT」を、豊田通商グループの株式会社ネクスティ エレクトロニクスと共同で提供する。

 合わせて、生成AI、デジタルツイン、エージェントAIといった先端分野に対応する、100%再生可能エネルギーを利用した高性能・高信頼のGPUクラウドサービスPoC環境の構築および検証を進める。

 2028年の本格稼働に向け、まずは最小構成のGPUクラスタを導入し、PoCフェーズとして運用を開始する。その後、段階的に設備規模を拡張し、分散型AIインフラの中核拠点としての機能を担っていく計画。これにより、首都圏に集中していたAI計算リソースを地方へ分散させ、災害や電力障害へのレジリエンスを高めるとともに、事業継続の観点からリスク分散を図る。

 さらに、AIを活用した地域産業や教育・研究機関への基盤支援を通じて、社会インフラの多拠点化を推進する。大学・研究機関、製造業、自動運転開発など幅広い分野でユースケースの展開を進めることで、単なるクラウドサービスにとどまらない、「分散型AI社会」を支えるインフラの一翼を担うことを目指すとしている。