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Sansan、NECと法人向け名刺管理サービス「Sansan」の販売パートナー契約を締結

 Sansan株式会社は27日、日本電気株式会社(以下、NEC)と、名刺管理を中心とした法人向けサービス「Sansan」の販売パートナー契約を締結した。すでに、NECネッツエスアイ株式会社は2020年11月より提供を開始しているが、NECは今後、NECネッツエスアイとともにグループ2社でSansanを提供し、取引先企業へのソリューション提案力を強化するという。

 「Sansan」は、名刺管理機能を中心とした法人向けクラウドサービス。同サービスでは、人や企業のつながりの情報、メールや商談の履歴など、あらゆる接点から得られる接点情報を正確にデータ化し、接点データベースを構築できるほか、4月には、帝国データバンクとの連携強化により、100万件を超える企業情報データベースを利用可能になることを発表。双方のデータベースを組み合わせることで、営業力の強化をはじめ、さまざまな用途での活用が見込まれているという。

 一方、NECとNECネッツエスアイでは、長年にわたり、社会のインフラやネットワークの基盤を支えてきた実装力を持つほか、技術力を共通基盤化した上で、マルチベンダー製品の利用によって得た知識やノウハウ、SI力により、Sansanで構築したデータベースを最大限に活用したソリューション提案が可能とのこと。

 また両社は、最先端のデジタル技術をいち早く自社で実践し、そこで得たノウハウを顧客やパートナーとの共創に生かす取り組みを行っているが、Sansanの導入により、デジタルを活用した新しい営業スタイルの確立や、デジタルマーケティングの基盤となるデータの品質向上を実現し、営業・マーケティング活動において高い成果を上げているという。

 今回は、働き方改革や業務プロセス改革をはじめとするさまざまな領域でのイノベーション創出につながる、DXソリューション群を強化したいNECおよびNECネッツエスアイと、営業を強くするデータベースの提供を通じて、企業のDX推進を後押ししたいというSansanの思惑が一致し、協業に至ったとのこと。

 NECおよびNECネッツエスアイでは、取引先企業へ営業DXサービスとして「Sansan」の販売を図るほか、デジタル化・働き方改革支援に関する知見の共有を行っていくとしている。