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SCSK、次期クラウドERP「ProActive C4」を11月より提供 UIのカスタマイズ機能や充実したBPOサービスなどを用意

 SCSK株式会社は、自社開発のERP「ProActive」の新シリーズとして、クラウドERP「ProActive C4」を11月1日から提供開始すると発表した。Amazon Web Services(AWS)のクラウド基盤をベースにした、SCSKオリジナルの「S-Cred+プラットフォーム」をITインフラ基盤として利用する。

 ProActive C4は、財務会計、管理会計、債権管理、債務管理、経費、人事、給与、個人番号、勤怠管理、Web給与明細閲覧など、さまざまなフロントオフィス/バックオフィス業務システムから構成されるクラウドERP。バージョンアップなどのシステムライフサイクル対応についても一括してサービスを提供するほか、月額サブスクリプションモデルのため、初期費用を抑えて導入できるという。

 また、マルチデバイスへの対応や、日々の使いやすさにこだわったUI・UXを採用している点も特徴で、役割や立場に応じて、ユーザーごとに画面項目(表示・非表示選択、項目名変更、入力必須化)や画面レイアウト(項目や項目名の位置変更)を変更できる「画面パーソナライズ機能」を備え、ユーザーがストレスなく快適に操作できるように支援するとした。

 さらに、導入ナビゲーションや業種別マスターテンプレートを提供し、導入時のユーザー作業負荷を抑制。利用開始後も、問い合わせサイトの機能強化、プッシュ型の情報提供、拡充されたサービスメニューなどによってオンデマンドでの対応を向上させるという。

 加えてProActive C4では、従来の人事労務のBPOサービスだけでなく、経理領域のBPOサービスについても拡充する予定。人事労務や経理のスペシャリストが、利用企業のバックオフィス業務を導入から運用までワンストップで支援するとにより、基幹システムのメンテナンスなどにかかる利用企業側の業務負荷を大幅に軽減するとしている。

 このほか、他社のクラウドサービスや他システムとの連携を積極的に実施。海外事務所や現地法人でも共通システムが利用できるマルチ言語化についても、対応を予定している。

 予定価格(税別)は、会計/人事給与(5ユーザー)が月額15万円から、経費管理/勤怠管理(100ユーザー)が月額12万円から。別途、導入作業が発生する。なおSCSKでは、販売開始から3年間で500社への導入を見込む。