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SCSKとグローウィン・パートナーズが協業、企業の経理・財務業務を支援するBPaaSを提供

 SCSK株式会社とSCSKサービスウェア株式会社(以下、SWC)、グローウィン・パートナーズ株式会社(以下、GWP)の3社は17日、企業の経理・財務業務に関するBPaaS(Business Process as a Service)を提供開始すると発表した。

 BPaaSとは、SaaSなどのクラウドサービスとBPOの要素を掛け合わせたサービスのこと。今回3社が提供するBPaaSでは、顧客企業のBPO実現に向けて、業務構築からシステムの導入、BPO業務の仕組み構築までのステップをあらかじめモデル化している点が特徴で、経理業務改革の短縮が可能という。

 また、SCSKのクラウドERP「ProActive会計」を利用するとともに、経理財務部門の現状業務をSaaSにあわせて標準化することで、リソースをコア業務に注力できるよう、業務の最適化を実現するとのこと。

 さらに、グループ会社の業務巻き取りなどで負荷が高まる管理業務を、BPOとして委託することによって、利用企業の経理部門は、より高度な企画業務領域にリソースを集中可能。また管理業務を中断させない仕組みにより、経理業務として最低限求められる財務会計責任を、急な人員不足やシステムトラブルなど、外部の影響に左右されずに安定して実行できる運用構築が可能とした。

 なお今回のサービス提供において、SCSKは、ProActive会計を提供。実務は、BPO業務のスペシャリストであるグループ会社のSWCが担当する。一方、ERPの導入やBPOに向けた業務の現状(As-Is)と目標(To-Be)の確認、課題の優先順位付けなど、プロジェクト全体のコンサルティングをGWPがサポートする。

 3社では、2026年3月までに10社への提供を目指すとともに、より高品質なサービス提供に向け、企業の要望に合わせたさまざまな機能改善や法改正対応を実施するとしている。