ニュース

アライドテレシス、Wi-Fi6対応アクセスポイント「AT-TQ6602」発売

 アライドテレシス株式会社は、次世代無線LAN通信規格Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)に対応した無線LANアクセスポイント「AT-TQ6602」を、12月25日より出荷開始すると発表した。

 AT-TQ6602は、Wi-Fi6とIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、2.4GHz/5GHz帯の2ラジオを同時使用可能なアクセスポイント。通信速度が筐体あたり最大3.5Gbpsとなり、IEEE 802.11acモデルと比較して1.4倍と大幅に向上しているほか、上下双方向のMU-MIMOに対応するため、アップロードとダウンロードの両方向において、複数端末同時通信による低遅延環境を提供できるという。

 またWi-Fi6には、効率的な通信を行う「OFDMA」技術が組み込まれ、1つのチャンネルの通信帯域を各端末が分け合って利用できるので、特定の端末にチャンネルを占有されることなく効率的な通信を行えるとしている。

 さらに、アライドテレシス独自の自律型無線LAN技術「AWC(Autonomous Wave Control)」に対応し、安定した無線LAN環境を容易に構築できる点もメリット。今後は、シームレスな通信環境を実現する「AWC-CB」への対応も予定している。

 価格(税別)は、AT-TQ6602本体が12万9600円、ACアダプタのAT-PWRADP-01が9900円。AT-TQ6602はPoE+受電にも対応しており、そちらで給電を受ける場合はACアダプタは必要ない。

 なお今回は同時に、ネットワーク統合管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」に関しても、AT-TQ6602に対応した新版「同 Ver.3.3.4」を提供する。また新版では、管理している配下アクセスポイントに対してSNMP v3の適用が可能となり、よりセキュアな管理環境を提供するとのこと。