ニュース

アライドテレシス、無線LANエリア拡張機能に対応したネットワーク管理ソフト新版

 アライドテレシス株式会社は27日、ネットワーク統合管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」の新版として、「同 Ver.3.2.0」を発表した。同社Webサイトからのダウンロードサービスを同日より開始している。

 AT-Vista Manager EXは、有線LANと無線LAN、さらにはさまざまなIoT機器を集約し、見える化によって一元管理を可能にする統合管理ソフトウェア。ネットワーク構成が一目で分かるマップ機能や、無線環境の自動調整によって安定した通信を実現する無線LAN管理機能などに対応しており、日々のネットワーク運用・管理を支援するという。

 今回の新版では、このマップ表示機能を強化した。LAN/WAN/有線/無線のすべてのネットワークを1つのマップで表示可能になったほか、通信速度やトラフィック量を可視化する「トラフィックマップ」、2台の任意の機器間において経路情報をマップ上で表示する「トレースパス(tracepath)」といった機能が、WANを越えた通信においても利用可能になっている。

 これにより、ネットワークの構成にかかわらない監視や、拠点間通信の管理もより詳細に視覚化できるようになったため、多くの支社や支店などを構える多拠点構成でも一元的な管理を実現するとのことだ。

 一方で、無線LAN関連の機能も強化されており、無線LANエリア拡張機能「AWC-SC(AWC-Smart Connect)」をサポートした。無線エリアの拡張に加え、無線接続経路の冗長化にも対応するため、より安定した無線LAN環境の構築を行えるとしている。なお、アクセスポイント間の接続関係はAT-Vista Manager EXのマップ表示で管理できるので、無線LANの管理においても簡単な運用・管理を実現するとした。

 AWC-SCの対象となるアクセスポイントは「AT-TQ5403」「AT-TQ5403e」「AT-TQm5403」で、「AT-Vista Manager EX無線スマートコネクトライセンス」の導入によって利用可能になる。同ライセンスの価格は、10アクセスポイント、1年間のライセンスで1万4000円(税別)から。