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アライドテレシス、ネットワーク統合管理アプライアンスのソフトウェア機能を強化

インテントベースマネジメント機能やWi-Fi6アクセスポイントの管理に対応

 アライドテレシス株式会社は22日、ネットワーク統合管理アプライアンス「Vista Manager APLシリーズ」のソフトウェアをバージョンアップすると発表した。新版「Ver.3.1.1」のダウンロードサービスを開始している。

 Vista Manager APLシリーズは、ネットワークの統合管理に必要な機能をパッケージ化したアプライアンスサーバー。有線LANを一元的に管理するAMFマスター機能、無線LANを効率よく運用可能なAWC機能、さまざまな脅威からネットワークを守るAMF-SEC、そしてそれらを統合して快適なユーザーインターフェイスを提供するVista Manager APLを1台で利用できるという。

バージョンアップ対象製品のひとつ「AT-VST-APL-06」

 今回のソフトウェア新版では、1月18日にリリースした、インテントベースマネジメントを実現する新ライセンス「Allied Telesis Intent Base Orchestrator(AIO)」の各種機能に対応した。自動的にネットワーク運用状態を監視し、情報収集と分析を行うほか、ネットワーク運用状態に問題点や課題がある場合はその改善方法をGUI上で可視化して提案してくれる。

 また無線LAN関連では、Wi-Fi6対応無線LANアクセスポイント「AT-TQ6602」の管理に対応。さらに、Vista Manager APLのリモートモニター機能を利用することで、LANに特化した中小規模向け管理ソリューション「Vista Manager mini」で管理している無線LAN状態の情報を、Vista Manager APLと連携して可視化できるようにした。

 これにより、Vista Manager APLの管理画面上から、Vista Manager miniで管理している無線LAN環境のフロアマップの確認、ログ収集などが可能になるため、例えば本社などのセンター側にVista Manager APLを配置し、各拠点にVista Manager miniを配置した場合、センター側のVista Manager APLでも拠点側の無線LAN環境の監視・管理が可能になるとのことだ。

 なお、今回のバージョンアップ対象となる機種は、「AT-VST-APL-06」「AT-VST-APL-10」の両製品である。

リモートモニター機能の活用イメージ図