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ビジネスチャット「LINE WORKS」、介護記録ソフト「CareViewer」と連携し重要情報の共有を支援

 ワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は26日、日本KAIGOソフト株式会社と業務提携契約を締結したと発表した。同社の介護記録ソフトウェア「CareViewer」に入力した介護記録を、専用チャットボット(自動応答プログラム)を通じて、ワークスモバイルのビジネスチャット「LINE WORKS」のトーク(チャット)画面上に通知・表示する機能連携を実施している。

 この連携では、大きく3つの機能を提供する。まず、CareViewerに登録された申し送り事項が介護職員のLINE WORKSに届くようになるため、引き継ぎや共有事項の見落としを防止可能。また、報告されたインシデントを介護職員や管理職のLINE WORKSへ通知する機能により、重要情報の共有を迅速化でき、適切なマネジメントや介護職員間の情報共有を支援するという。

 加えて、介護保険の更新期限が近づくと、管理職や介護職員のLINE WORKSに通知する機能を搭載しており、介護保険期間の更新切れ防止を支援するとのこと。

 こうした連携により、スマートフォンやタブレット、PCからCareViewerへ介護記録を入力してデジタル化し、そのうち引き継ぎや報告が必要な重要情報を、LINE WORKSを通じて関係者に共有・適時通知することが可能になる。また情報のデジタル化により、過去の記録が簡単に検索できるようになるため、介護記録やケアプラン、インシデントなどを確認する手間を削減するとした。

 なお今後は業務効率をさらに高める機能として、医療指示が必要な場合に、要介護者の情報を医療関係者のLINE WORKSに届ける機能や、介護職員のLINE WORKSと要介護者の家族のLINEをつなげ、コミュニケーションを可能にする機能などを実装していく予定。