ニュース

ラック、金融犯罪のライフサイクルを包括的に体系化したナレッジベース「金融犯罪キルチェーン」を公開

 株式会社ラックは6日、詐欺をはじめとする金融犯罪全般を対象として犯罪ライフサイクルを包括的に体系化したナレッジベース「金融犯罪キルチェーン」を公開した。

 ラックは、国土交通省最高情報セキュリティアドバイザーで、ラックの金融犯罪対策センター(Financial Crime Control Center:以下、FC3)のアドバイザーも務める北尾辰也氏の協力のもと、日本の金融犯罪の実情に即したナレッジベースの金融犯罪キルチェーンを「FC3 マトリクス」として整理した。

 金融犯罪キルチェーンは、口座乗っ取りや不正送金、特殊詐欺、投資詐欺などの多様な犯罪者の攻撃手口をサイバーキルチェーンの考え方で整理し、犯罪の進行段階に沿って体系化している。断片的になりがちな事例や対策を一本の線で捉え直すことで、いま何が起きているのか、どこに手を打つべきかを直感的に把握できる。また、金融犯罪キルチェーンは、金融機関や警察関係者が共通言語を持ち、迅速かつ実践的に情報共有・議論を進めるための土台となる。

 犯罪者は手口や悪用する技術を常に変化させており、今日有効な対策が明日も通用するとは限らないため、高度化・巧妙化する金融犯罪に対抗するためには、対策する側も常に学び、更新し続ける必要があると指摘する。ラックは、日々多様な攻撃を仕掛けてくる犯罪者に立ち向かうために、金融犯罪対策・サイバー犯罪対策において、どの部分に、誰を配置し、何をすべきかを議論し実行するためのナレッジベースとして、金融犯罪キルチェーンをさらに進化させていくとしている。