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米Cisco、Web会議サービスを「Cisco Webex」ブランドで再編

Cisco Sparkは「Cisco Webex Teams」へ

 米Cisco Systems(Cisco)は18日(米国時間)、Web会議ソリューション「Cisco Spark」「Cisco Webex」を再編・強化すると発表した。SparkとWebexのプラットフォームを集約し、会議を行うための新たなアプリケーション「Cisco Webex Meetings」を提供。従来のSparkは、円滑なチームコラボレーションを促す新たなアプリケーション「Cisco Webex Teams」として提供する。

 Webexの新版として提供されるCisco Webex Meetingsは、“ビデオ・ファースト”、つまりカメラの起動を強く推奨する点が特徴で、Ciscoでは、「お互いの姿を見て確認することがよいチームワークにとって不可欠」と説明。ノートPCやビデオ会議室端末、モバイル端末といったいずれのデバイスにおいても、すべてのチームメートの姿を、はっきりと見やすいレイアウトで確認できるとアピールしている。

 また容量の追加と、セキュリティおよび分析能力向上の実現により、1つの会議に1000人まで参加できるようになった。

 なお、Webexはクラウド経由で提供されるため、ユーザーは今回のバージョンアップに伴う特別な対応は不要で、今後数カ月以内に、アップデートの通知が自動的に届くとのこと。

 一方でSparkは、新版からWebex Teamsへ改称される。このツールでは、テクノロジーをすべてのアプリケーションに完全に統合しているため、Webex Teamsを用いた会議でも、従来のWebexと同様の豊富な機能が利用できるようになった。具体的には、ホワイトボードや永続的メッセージング機能、シンプルなゲストアクセス機能、コンテンツ共有や統合ツールなど、会議中から会議後までチームをサポートする機能が提供されるとしている。

 また、オールインワンコラボレーション端末「Cisco Spark Board」も、新たに「Cisco Webex Board」へと改称される。

 このほかハードウェアとして、テレビをWeb会議用デバイスとして利用する新端末「Cisco Webex Share」を製品化した。手のひらサイズのアダプタをテレビ裏面に差し込むだけで、大画面でのコンテンツ共有を、低コストかつシンプルに実現できるという。

 システムの同期により、書類や画面の共有を簡単に行えるほか、終了後もWebex Teamsのスペースで作業を続けることが可能。さらにCisco Webex Shareでは、チームメンバーが会議室の予約、予約済みかどうかの確認など、多くのことが行えるとのこと。

 Cisco Webex Shareは、2018年下期に提供開始する予定。

 なおCiscoでは2017年11月、会議効率の向上にAIを活用する計画を発表していた。

 このうち会議用AI音声アシスタント「Webex Assistant(旧称:Cisco Spark Assistant)」は対応端末が拡大し、より多くの機能が追加される。Ciscoでは、MindMeld社の買収で得た技術を利用し、今後数カ月をかけて、「Cisco Webex Room Kit」や「Cisco Roomシリーズ」端末に、Cisco Webex Assistant機能を対応させていく予定。

 また、通話品質を改善するノイズ抑制機能が提供されており、タイピング音や犬の鳴き声、周囲の会話をはじめとした、さまざまなノイズの抑制を行っていくとのことだ。