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シスコ、ビデオ会議デバイスを年額/月額課金で利用可能なサービスを提供

 シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)は20日、ビデオ会議デバイスを月額サブスクリプションサービスとして利用できるプログラム「Hardware as a Service for Webex Devices」を提供開始すると発表した。シスコキャピタルを通じて、年額/月額のサブスクリプションサービスとして提供する。

 現在、多くの企業や組織では、テレワークやハイブリッドワークなどのオンラインコミュニケーションを前提とした働き方を推進しているが、一方で、業務の生産性やサービスの品質を高く保つためには、PCやスマートデバイスを利用したオンラインコミュニケーションだけでは限界があることから、ビデオ会議に特化した専用デバイスに対するニーズが非常に高くなっているという。

 今回シスコでは、こうした状況を踏まえ、ビデオ会議デバイスの月額サブスクリプションサービス「Hardware as a Service for Webex Devices」を提供開始する。年額あるいは月額課金でデバイスが提供されるため、導入や展開に関する金銭や管理面での負荷を軽減し、柔軟かつ簡単にビデオ会議デバイスを利用したテレワークやオンラインビジネスを開始できるとのこと。

 利用企業は、新たな投資機材を保有・資産化することなく、経費として必要な期間や台数に応じて、ビデオ会議デバイスを利用できる。また、従業員宅やサービス提供先への機材配送・回収業務、キッティングなどもサービスに含まれているので、運用管理の負荷を抑えてビデオ会議デバイスを利用可能とした。

 なお、2021年1月現在の対象製品は以下の通りで、同一製品を3台から対応可能。これらの製品の保守サービスやWebexのライセンスをサブスクリプションサービスの中に包含することも可能としている。

・Cisco Webex Desk Pro
・Cisco Headsets
・Cisco Webex Room USB
・Cisco Webex Room Kit Mini
・Cisco Webex Room Kit
・Cisco Webex Room Kit Plus Precision60