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電子契約・契約管理サービス「WAN-Sign」、AI契約書管理機能における文書情報の抽出精度を向上
2025年7月15日 16:38
株式会社NXワンビシアーカイブズは15日、電子契約・契約管理サービス「WAN-Sign」において、契約書のPDFファイルをAIが読み取り、自動で文書情報を抽出できる「AI契約書管理機能」をバージョンアップしたと発表した。今回よりAIエンジンが変更されており、文書情報の抽出精度の向上、抽出完了までのリードタイム短縮を実現しているという。
「WAN-Sign」は、電子契約の締結機能に加え、書面で締結した契約書を電子化し、電子契約と書面契約をシステム上で一元管理できる電子契約サービスである。
その中で、契約書のPDFファイルをAIが読み取り、自動で文書情報を抽出して登録できるAI契約書管理機能を提供しており、契約書の情報を入力する時間の削減や、契約書の一元管理による業務効率化に貢献してきたとのこと。また抽出可能な項目は、電子帳簿保存法で定められている検索要件にも対応している。
今回のバージョンアップでは、AIエンジンが「Azure OpenAI(GPT)」に変更され、従来のエンジンでは86.5%だった抽出精度が、AIエンジン切り替え後は95.4%まで向上したという。
なお抽出できる項目は、以下の通りである。
・相手方の名称
・契約金額
・契約日
・契約満了日
・自動更新の有無
・更新期間
・解約期限
なお、AI契約書管理機能は、WAN-Signの「文書電子データ管理料 大容量プラン」を契約しているユーザーは無料で利用できる。