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東芝デジタルソリューションズ、クラウド型AI-OCRサービス「AI OCR Synchro+」を提供開始

最新のAI技術を活用し読み取りを強化、読み取った値のチェック機能も搭載

 東芝デジタルソリューションズ株式会社は15日、これまで提供してきたクラウド型AI-OCRサービス「AI OCR文字認識サービス」の後継サービスとして、最新のAI機能を追加した新サービス「AI OCR Synchro+」を提供開始すると発表した。

 「AI OCR Synchro+」は、東芝デジタルソリューションズが2020年1月から提供してきた「AI OCR文字認識サービス」の後継となるサービス。「AI OCR文字認識サービス」でこれまで培ってきた文字認識技術と、最新のAI技術を組み合わせて、認識や表解析の精度を向上させているという。

 また、東芝グループでの利用シーンを参考に、多くの企業において業務効率化に寄与できる読み取り項目を厳選し、請求書自動読み取りにおいて、「支払期限」「支払方法」の読み取りに対応した。

 この対応に合わせ、税公金を中心に今なお多く流通する「納入済み通知書類」に見られる「日付印」の認識にも対応している。

 加えて、帳票内に記載された項目を読み取るだけでなく、読み取った値が規定値の範囲内か否かをチェックして出力する機能も合わせてリリースし、照合・確認を含む訂正作業の省力化や利便性向上を図っている。

 さらに、従来は月間10万項目以上での読み取りが可能な、中規模以上での利用を想定したプラン構成となっていたが、「AI OCR Synchro+」では、小規模での利用や、PoCを経て本運用を希望する企業に向けた2種類のサービスメニューを新たにラインアップした。

 このうち、読み取り項目数が月間1万項目までの「スモール 基本プラン」は、月額3万円で利用できる。例えば、1枚の帳票に20カ所の読み取り箇所がある場合、月500枚まで利用可能だ。

 一方、1カ月の期間限定で利用できる「トライアル 基本プラン」は、PoCでの利用を想定したもので、こちらも読み取り項目数が1万項目まで、月額3万円となっている。