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NTT Com、「Arcstar UCaaS」のラインアップに「Cisco Spark」を追加

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は6日、シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)との協業により、クラウド型コラボレーションサービス「Cisco Spark」を、NTT Comのユニファイドコミュニケーションサービス「Arcstar UCaaS」のメニュー「Arcstar UCaaS Cisco Type Cisco Spark」として提供を開始した。料金は要問い合わせ。

 Cisco Sparkは、プロジェクトや案件ごとにバーチャルなワークスペースを作成し、ワークスペースごとにグループチャットやアプリ間通話、ビデオ会議、資料共有などのツールでコミュニケーションが可能。ワークスペースでは、過去のやりとりや共有した資料が1カ所に時系列で整理されるため、メールによるコミュニケーションなどに比べて過去の経緯や資料の参照が容易で、パートナーなど社外の関係者もインターネット経由で参加でき、プロジェクトのコミュニケーションを円滑に進められる。

利用画面イメージ

 また、Cisco Sparkと「Arcstar UCaaS Cisco Type Cisco HCS(以下、Cisco HCS)」との連携機能を6月30日より開始する。これにより、スマートフォンなどのCisco Spark利用端末を、Cisco HCSの内線番号や0AB~J/050番号を持った電話機として利用することが可能になり、社内との内線通話ができるだけでなく、一般の固定電話や携帯電話とも安価な料金で通話できる。Cisco Sparkはインターネット回線があれば容易に導入できるため、新設組織やグローバルな拠点展開にもスピーディーに対応できる。

 NTT Comではシスコとの協業により、インターネット上でのチームコラボレーションを可能にするCisco Sparkと、PBX機能を備え閉域網上でセキュアに利用できるCisco HCSという特徴の異なる2つのサービスを、日本で初めてクラウドで連携。Cisco SparkとCisco HCSを組み合わせたサービスを、顧客のニーズに応じて柔軟に導入できる。

 NTT Comでは、Cisco Sparkおよび、Cisco SparkとCisco HCSとの連携機能について、海外における提供を予定。電子ホワイトボード、ビデオ会議システム、プレゼンテーション画面の3つの機能を備えるオールインワンデバイス「Cisco Spark Board」への対応も予定する。また、Cisco Sparkのみで050番号による外線通話が利用できる機能強化について検討。今後も、シスコは協同して次世代のコラボレーションプラットフォームを拡充していくとしている。