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両備システムズ、クラウド型の健診結果データ収集システム「COLLECREW」を提供

巡回健診での健診結果の登録や進捗状況の管理を支援

 株式会社両備システムズは14日、巡回健診での健診結果の登録や進捗状況の管理をリアルタイムに行える、クラウド型の健診結果収集システム「COLLECREW」(以下、コレクル)を発表した。企業や学校、自治体など、健康診断を行う健診機関向けに、8月より提供を開始する。

 「コレクル」は、巡回健診会場とデータセンターをオンラインで接続し、健診結果を基幹システムへ即時連携できるクラウドサービス。前身となる「Smart J One」が強みとしていた、シンプルな操作性と細やかなチェック機能といった特長はそのままに、クラウド化による初期構築のコスト削減と、パッケージとしての機能拡張による改修費用の削減を実現しているという。

 また、Androidタブレットを活用した視認性の向上と、直感的な操作を実現。タブレットから登録した検査結果はクラウドに保存され、個人や全体の進捗状況をリアルタイムに確認して、個人ごとに未受診項目の確認を行えるので、検査漏れを防止できるとした。

 さらに、検査属性に応じた入力しやすい画面、アラートや異常値のしきい値設定など、入力漏れや入力ミスを防止する仕組みも備えた。

 健診結果は基幹システムへの即時連携が可能で、事務処理と結果通知までの時間短縮を実現する。なお通信には、一般的なインターネットを介さない閉域網を活用するほか、タブレットの紛失時にはSIMを無効にすることで、第三者への情報漏えいを防止するとしている。