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日立のプライベートイベント「Hitachi SOCIAL INNOVATION FORUM」展示会場レポート
ビッグデータ、IoTから人流分析まで最新製品・ソリューションを紹介
(2015/10/29 11:47)
株式会社日立製作所(以下、日立)は、10月29日・30日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで、日立グループの年次イベント「Hitachi SOCIAL INNOVATION FORUM 2015-TOKYO-」を開催するのに先駆け、報道関係者に展示内容を公開した。
同社では、北米、欧州、アジアなど、世界各地でイベントを開催しているが、Hitachi SOCIAL INNOVATION FORUMは、日立グループ世界最大規模のフラグシップイベントとして位置づけており、講演、セミナー、展示を通じて、日立がインフラ技術と最先端のITを有機的に融合させ、より高度な社会インフラを築く「社会イノベーション事業」によって、世界が抱えるさまざまな課題を解決し、明るく豊かな未来を創っていきたいという想いを、顧客やパートナーに紹介するという。
基調講演では、日立製作所の中西宏明執行役会長兼CEOが、「協創による価値創造 社会イノベーション」をテーマに、また、特別講演では、ベストセラー書籍「ロングテール」や「フリー」の著者であるクリス・アンダーソン氏が「21世紀の産業革命の行方」と題した講演を行う。
また、ビジネスセッションでは、慶應義塾大学環境情報学部長の村井純教授や、日立製作所 情報・通信システムグループ長の齊藤裕執行役副社長など、有識者や日立の経営幹部から、「IoT」「社会インフラ」「サービスイノベーション」「ヘルスケア」「新エネルギー」「鉄道」「ビジネスインキュベーション」といった関心の高い7つの取り組みを紹介するとした。
展示会場は、「SOCIAL INNOVATIONテーマステージ」として、社会イノベーションを加速させるヒントを展示。水やモビリティなどによる「INFRASTRUCTURE」、電力自由化、安定供給などの「ENERGY」、ビル街区の「URBAN」、ケアサイクルにフォーカスした「HEALTHCARE」、製造分野の「INDUSTRY」、ワークスタイル、事業創出/基盤強化の「BUSINESS & SERVICE」の6つの事業と、共通基盤となるフィジカル、サイバーを対象にした「SECURITY」のカテゴリに分けて、体験型および立体型を含む、90以上の展示を通じて幅広く紹介する。
また会場内では、共生自律分散やIoTをはじめとするクラウド、ビッグデータ、人工知能などのプラットフォーム技術を活用したソリューションや実践事例を紹介する40以上のセミナーを用意している。
開催時間は両日とも午前10時から午後6時まで。入場料は無料だが、事前登録制となっている。
同社では、前年実績を10%上回る、4万5000人の来場を見込んでいる。