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スカイコムの印刷セキュリティシステム、日立の指静脈認証による個人認証に対応

 株式会社スカイコムは22日、株式会社日立製作所(以下、日立)と印刷時のセキュリティ強化に関して協業すると発表した。スカイコムでは、印刷セキュリティシステム「SkyAgent SecurePrint Ex.」における個人認証デバイスの1つとして、日立の指静脈認証装置を採用する。また両社では、それぞれの製品を連携するソフトウェアを新たにパッケージ化し、同日より提供開始するという。

 SkyAgent SecurePrint Ex.は、情報漏えい対策と個人情報保護に有効な印刷セキュリティシステム。ドキュメントを印刷した際に「誰が」「いつ」「何を」「どこから」「何部」印刷したかを記録するとともに、実際の印刷イメージをPDFで記録・保存することにより、不正印刷のチェックを迅速かつ容易に行えるという。

 この製品では従来、文書を印刷する際の本人認証方法としてICカードを用いていたが、今回、日立の指静脈認証装置を採用したことで、生体情報を活用したより高精度な本人認証が可能になるとした。

 またSkyAgent SecurePrint Ex.は、プリンタのメーカー・機種に依存せず、出力環境を変える必要がないことから、設置済みのプリンタにも指静脈認証を容易に導入可能。すでに同製品もしくは日立の指静脈認証管理システムを導入しているユーザーは、システム改修を行うことなく、追加機能として導入ができるので、ユーザーの負荷低減にもつながるとのこと。

 さらに、印刷セキュリティシステムの認証サーバーに接続された複合機やプリンタであれば、従業員は本社だけでなく支社や支店、サテライトオフィスなどでも指静脈認証によるセキュアな印刷を行えるため、テレワーク推進にも効果があるとしている。