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インテックのクラウド型認証基盤「ID認証サービス(認人)」、CSV形式のユーザー情報を連携するツールを提供
2025年8月20日 14:06
株式会社インテックは20日、複数クラウドサービスのID認証を一括で管理できるクラウド型の認証基盤「ID認証サービス(認人)」に、CSV形式のユーザー情報を連携するツールを新たに追加し、9月から提供開始すると発表した。
「ID認証サービス(認人)」は、複数のクラウドサービスにまたがる煩雑なIDや認証管理を統合できるクラウド型の認証サービス。ワンタイムパスワードや証明書などを用いて認証セキュリティを強化する多要素認証(MFA)、一度の認証で複数のクラウドサービスを利用できるようにするSSO(シングルサインオン)など、認証に関わるセキュリティや利便性を向上させるさまざまな機能を備えている。
従来、こうした認証基盤を構築するためには、ID同期機能を持つID管理システムが必要であり、導入する際のハードルとなっていたが、インテックでは今回、そうしたハードルを引き下げるために、「ID認証サービス(認人)」において、CSV形式のデータで連携可能な簡易ID同期ツールを新たに提供する。
これを利用すると、人事システムなどから出力したCSVファイルを所定のサーバーに配置するだけで、「ID認証サービス(認人)」へID情報を自動連携することが可能。このため、ID管理システムを持たない企業でも、既存の人事データなどを活用することで、導入時の技術的負荷を抑えながらスムーズにID管理を開始できるとのこと。
なお、CSV連携ツールはバッチモジュールとして提供され、インストール作業や設定が不要なため、導入から運用開始までのリードタイムが短く、すぐに業務改善効果を実感できる点も特徴。またCSV連携ツールのバッチは、タスクスケジューラなどを用いて自動起動するように設定されているので、任意のタイミングで連携処理を行えるとした。