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タイムサーバーやNTPクロックなど“時刻”関連製品が目を引く――、セイコーソリューションズ
2019年6月13日 15:05
Interop Tokyo 2019のセイコーソリューションズのブースでは、NTP(Network Time Protocol)やPTP(Precision Time Protocol)のタイムサーバー、NTP対応時計、仮想ロードバランサー、コンソールサーバーなどの機器が展示されている。
NTPサーバーの最新ハイエンドモデル展示
時刻ソリューション関連のコーナーでは、NTPサーバー「Time Serverシリーズ」の最新ハイエンドモデル「TS-2560」が展示されている。時刻ソースとして、従来のGPSに加え、新たに準天頂衛星システム(QZSS)とロシアの衛星測位システム(GLONASS)をサポートするマルチGNSSに対応した。
運用管理面においては、AC電源の二重化に対応。また、保守性のため、USBメモリに設定を格納して、故障があったときに交換機にUSBを挿しかえるだけで移せる機能にも対応した。
PTPプロトコル対応のグランドマスタークロック、拠点用小型モデル登場
また、NTPより細かい精度での時刻同期に対応するPTPプロトコルに対応したタイムサーバーについても展示している。
まず、PTPとNTPに対応したグランドマスタークロックの「TS-2950」を展示するとともに、東京証券取引所の事例についても説明。そのほか、放送業界でもPTPが使われ始めているという。
また、2019年上半期リリース予定の拠点用小型モデル「TS-2910」も実機を展示している。モバイル基地局などを想定した機種で、PTP専用となる。
そのほか、開発中の製品として、屋外設置用の「TS-2914」も参考展示されていた。中身はTS-2910相当。
有線モデルと無線モデルのNTPクロックが並んでデモ
ネットワークで時刻同期する「NTPクロック」も展示されデモしていた。有線LANに接続するモデル(PoE受電対応)はすでに販売されており、今回はそれに加えて、2020年1月発売予定の無線LAN対応モデルも並んで展示されていた。
ネットワークで時刻同期することで、GPSなどの電波を直接受けにくい、建物の奥まった場所でも利用できる。
フル機能のソフトウェア版ロードバランサーNetwiser Virtual Edition
4月に発表された、ロードバランサー製品「Netwiserシリーズ」のソフトウェア版「Netwiser Virtual Edition」も展示されていた。VMware ESXiやKVMなどの仮想基盤で動作し、が従来のハードウェアアプライアンス製品とまったく同じ機能を提供する。