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セイコーソリューションズ、ネットワーク型時計「NTPクロック」の無線LAN対応モデルを2020年1月に発売へ

 セイコーソリューションズ株式会社は5日、施設内の時計をシステム時刻と同期するネットワーク型時計「NTPクロック」において、無線LAN対応モデルを提供すると発表した。販売開始は2020年1月を予定している。

 NTPクロックは、ネットワークにつながっているPCや各種システムと同様に、NTPサーバーから配信される時刻を表示するネットワーク型時計。工場、学校、病院、オフィスといった施設内において、標準電波が届きにくかった建物の奥まった場所(閉鎖空間)や地下などでも、正確な時刻を表示できるようになるという。

 また、既存のLAN環境に時計システムを集約して専用の監視ソフトウェアを用いることで、一元的な監視・管理を行えるため、交通や医療の現場などから多くの引き合いがあるとのこと。

 ラインアップとしては、2月よりPoE受電対応モデルを提供しているが、今回は、無線LAN環境で時刻補正を行えるモデルを新たに提供する。新モデルは電池駆動のため、配線工事の必要がなく、一般の時計と同様の手軽さで設置できる点が特長とした。

 なおセイコーソリューションズでは、この無線LAN対応モデルを、6月12日~14日に千葉県の幕張メッセで開催されるイベント「Interop Tokyo 2019」に参考出展する。