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セイコーソリューションズ、NTPサーバーと同期するネットワーク型時計「NTPクロック」を販売開始

 セイコーソリューションズ株式会社は5日、NTPサーバーから配信される時刻を表示するネットワーク型時計「NTPクロック」の販売を開始した。製品ラインアップは、アナログ時計「SCN-300J」と、デジタル時計「SLN-1004W」「SLN-1006W」の計3機種。価格はオープン。

 NTPクロックは、既存のLAN環境を活用して時刻情報を取得し、PoE(Power over Ethernet)にも対応しているため、LANケーブルが敷設されている場所であれば、電波時計などが不得意な建物の奥まった場所(閉鎖空間)や地下でも正確な時刻を表示できる製品。

 既存のLAN環境に時計システムを集約するため、一元的に監視、管理を行うことが可能。オプションの「NTPクロック監視ソフトウェア」を使用すれば、集約されたNTPクロックを最大1440台まで一括で監視・運用できる。

 セイコーソリューションズでは、ネットワーク上で正しい時刻を配信するNTPサーバーとして「Time Serverシリーズ」を20年以上販売しており、今回、NTPクロックを提供することで、システム内の端末、設備に加え、施設内の時計もタイムサーバーを親時計として共通利用が可能になると説明。これを機に、トレーサビリティー確立のために業務上正確な時刻が必要な食品・医薬品・化粧品の工場や病院などでの利用拡大を図るとしている。

 また、NTPクロックについては、3月5日~8日に東京ビッグサイトで開催される「SECURITY SHOW 2019」のセイコーソリューションズブースで展示を行う。