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セイコーソリューションズ、NTPサーバーの新ハイエンドモデル「TS-2560」を発売

NTP処理能力を従来の2.5倍以上に向上、マルチGNSSに対応

Time Server TS-2560

 セイコーソリューションズ株式会社は15日、NTPサーバー「Time Serverシリーズ」の新ハイエンドモデルとして、NTP処理能力の向上と消費電力の大幅低減を実現した「TS-2560」の販売を開始した。価格はオープン。

 Time Server TS-2560は、時刻ソースとして従来からのGPSに加え、新たに準天頂衛星システム(QZSS)とロシアの衛星測位システム(GLONASS)をサポートするマルチGNSSに対応。うるう秒対策(即時モード/漸次モード)など従来の「TS-2550」で備えているNTPサーバーとしての機能はすべて継承した上で、NTPパケットの処理能力を2.5倍以上(同社比)に向上させるとともに、約40%の消費電力低減を実現した。

 運用・管理面においては、AC電源の二重化に対応するとともに、設定情報の外部記憶媒体への保管対応など、高可用性を追求。標準で複数年の保守が付くため、大規模システムやデータセンターなどでの利用に適するとしている。

 セイコーソリューションズでは、6月12日~14日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2019」に、Time Server TS-2560を出展する。