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シスコ、ネットワーク体験車両「Cisco Network Experience Vehicle」を展示中

災害時の支援や屋外イベントなどで利用可能

 Interop Tokyo 2019のシスコシステムズ(シスコ)のブースでは、災害時などにも利用できるネットワーク体験車両「Cisco Network Experience Vehicle」が展示されていた。所要時間約10分のツアーが繰り返し開催されているほか、セミナーも車両の横腹を使って行われた。

ネットワーク体験車両「Cisco Network Experience Vehicle」
セミナーも車両の横腹で(準備中の様子)

 この車両は、東京オリンピックのスポンサーとしての屋外イベント対応や、災害が起きた際の支援などを想定している。長さ10.2mで重さ11tと大きな車両だ。停止時には左右の壁が外側に少し広がって、内部の作業スペースを広げるようになっている。

 インターネットとは衛星回線で接続。周囲にWi-Fiや、LTE回線、LoRaWANなどの無線通信を提供する。

車内の機器。奥にラックが見える
LTE基地局設備
LoRaWANの設備

 また、Webexによるビデオ会議機能もあり、8名まで利用できる会議スペースも備わっている。会議スペースのソファにはシートベルトもついていて、走行中でも使えるという。

Webexによるビデオ会議
会議スペース

 Wi-Fiの管理には、クラウドWi-Fiコントローラで統合管理を行うMerakiを使用する。ネットワーク管理のDigital Network Architecture(DNA)や、悪意あるサイトをDNSでブロックするCisco Umbrellaなども装備されている。

Merakiの管理画面
Merakiの屋外用アクセスポイント
ネットワーク管理のCisco Digital Network Architecture(DNA)
悪意あるサイトをDNSでブロックするCisco Umbrella
ネットワーク構成