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セイコーソリューションズのコンソールサーバー装置「SmartCS」、Red Hat Ansible Automationに対応

 セイコーソリューションズ株式会社は12日、コンソールサーバーアプライアンス「SmartCS」に、レッドハット株式会社が提供する自動化プラットフォーム「Red Hat Ansible Automation」を活用した運用自動化対応機能を追加したと発表した。

 現在の企業では、大量のネットワーク機器設定を一括して自動化することを目的に、Red Hat Ansible Automationなどのオーケストレータを導入するケースも増えてきたが、自動化オペレーションを実行するためには、IPアドレスなどの初期設定があらかじめ行われている必要があったという。

 そこで今回は、コンソールサーバーのSmartCSをRed Hat Ansible Automationに対応させることにより、ユーザー企業はネットワーク機器の機種を問わず、初期設定まで含めたコンソール接続を、Red Hat Ansible Automation経由で実現できるようになったとのこと。

 SmartCSは、複数のネットワーク機器へのコンソール接続を集約するコンソールサーバー装置で、サーバーやネットワーク機器のコンソールポートを最大48基収容可能。サービス用のネットワークとは別の管理用ネットワークを確保することにより、収容機器の障害発生時でも、SmartCSを経由して対象機器の管理コンソールへアクセスすることが可能になる、といった特長を持つ。

 セイコーソリューションズでは、今回、SmartCSがRed Hat Ansible Automationに対応することで、初期構築から障害発生時の対応までの各フェーズにおいて、ITインフラの運用負荷を軽減可能になるとアピールしている。なお、今回の対象は「SmartCS NS-2250シリーズ」となる。