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システムインテグレータ、エディタ機能などを強化したDB開発ツール「SI Object Browser for Postgres 24.1」

サブスクリプションライセンスも新たに提供

 株式会社システムインテグレータは、データベース開発ツール「SI Object Browser for Postgres」の新版として、エディタ機能やテーブル機能の強化などを行った「同 24.1」を2月20日にリリースすると発表した。販売代理店の株式会社アシストを通じて提供する。また今回は同時に、サブスクリプションライセンスも販売開始されるとのこと。

 SI Object Browser for Postgresは、Postgresのテーブルデータメンテナンス、SQLの実行、ストアドプログラムのデバッグ、Excel形式でのテーブル定義書の出力などをGUI上で簡単に実行できるデータベース開発ツール。

 今回の新版では、まず、接続(セッション)ごとに識別色を設定できる機能が追加された。ログイン時に色を設定することにより、接続後の各画面が設定した色で表示されるので、例えば、本番環境と開発環境で色を分けると、誤操作の防止などに役立てられるとしている。

 また、SQL実行などの各エディタ画面において、専用のツールバーが追加された。UNDOやSQL整形、マクロ実行などの操作を、従来のポップアップメニューからの操作よりも素早く実行できるという。また、右側にオブジェクトツリーが追加されており、接続中のデータベースのテーブルやカラムの情報を検索の上、エディタ欄にドラッグ&ドロップすることが可能だ。加えて、SQLからプログラムコードへの変換や単語単位での検索にも対応する。

 このほかテーブル画面のデータタブでは、列名を列コメントで設定した文字列に切り替える機能を追加した。例えば、列コメントに列名の日本語訳を設定した場合は、データタブ上で即座に日本語に切り替えられる。また、主キーの強調表示やCSV出力も可能になったとのこと。

 なお今回から、SI Object Browser for Postgresの契約期間に応じて利用できるサブスクリプションライセンスを新たに販売開始する。サブスクリプションライセンスの契約者は、追加費用なしで最新のバージョンが利用できるほか、従来の買い取り型ライセンスに比べて初期費用が安く済むため、短期の開発案件で利用する場合はコストを抑えて利用できるとした。

 また従来は、ローカルPCで利用するためのライセンスとAmazon Web Services(AWS)等の仮想環境で利用するためのライセンスが分かれており、双方の環境で利用するにはそれぞれのライセンスを購入する必要があったが、サブスクリプションライセンスの場合、同一ライセンスでローカルPCと仮想マシン双方で利用できるとした。

 サブスクリプションライセンスについても、販売はアシストが担当する。