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SCSKのノーコード開発ツール「CELF」とスリーシェイクのデータ連携クラウド「Reckoner」が連携

企業が迅速にデータを統合し利活用できるように支援

 SCSK株式会社と株式会社スリーシェイクは18日、さまざまなSaaSとExcelとのデータ統合および連携の支援を目的に戦略的パートナーシップを締結したと発表した。これに伴い、SCSKのノーコード開発ツール「CELF(セルフ)」とスリーシェイクのクラウド型データ連携ツール「Reckoner(レコナー)」を連携させ、企業が迅速にデータを統合し、利活用できるように支援するという。

 CELFは、表計算ソフトウェアに似た操作性で業務アプリを作成・利用できるノーコード開発ツール。企業が利用しているExcelファイルをアップロードし、管理するデータ項目を指定するといった簡単な操作で、Excelファイルを業務アプリ化できる。

 一方のReckonerは、データの集約・加工・連携をノーコードで誰でも簡単に実行できるクラウドサービス。コーディングを行うことなく、ブロックをつなげるような3ステップのマウス操作により簡単にデータを連携できる点が特長で、kintone、Salesforce、Google BigQuery、SmartHRなど100種以上のSaaSを連携し、データ運用の効率化とデータ活用の高度化を支援するとした。

 今回の戦略的パートナーシップでは、企業の業務プロセスの全面的なDX化を推進し、業務効率を大幅に向上させることが目的で、その第一歩として、スリーシェイクのReckonerと、SCSKのCELFを組み合わせて、システム投資を抑えながらも、企業が迅速にデータを統合し、利活用できるように支援するとしている。

 例えば、営業現場が把握している注文情報を、CELF上で入力・一元管理し、Reckonerを介してERP側にデータを自動連携することにより、現場・管理側のデータが同期・最新化される。これにより全員が全体状況を把握でき、業務がスムーズに行えるようになるという。

 また、CELFとReckonerを活用して注文情報をERPに自動連携すると、これまで手作業で行っていたERPへのデータ転記作業が不要になるため、企業の担当者の業務効率化と、人的ミスの排除を実現するとのこと。

活用例:CELF上の注文情報をERPに自動連携する方法