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ゲットワークス、「NVIDIA GPU Blackwell B200」搭載サーバーを運用開始
2025年8月19日 14:04
株式会社ゲットワークスは8日、新潟県湯沢町で株式会社GXテクノロジーと共同で運営するコンテナ型データセンター「湯沢GXデータセンター」内に、「NVIDIA GPU Blackwell B200(以下、B200)」搭載サーバーを設置して運用を開始したと発表した。
既に湯沢GXデータセンターで稼働・運用中の「NVIDIA GPU H200(以下、H200)」と比較して、B200は演算能力の向上、搭載メモリ容量の増加(141GB→179GB)、メモリ帯域の向上(4.8TB/s→8TB/s)など大幅な性能向上を実現し、生成AIにおける推論処理や学習時間を大幅に短縮できる。
さらに、アーキテクチャーの刷新により電力効率も改善されており、向上した処理能力に対して消費電力の増加は抑えられている。エネルギー効率や運用コストが重視される現在、B200は次世代の生成AIインフラを支える中核GPUとして、AI活用のさらなる加速を可能にするとしている。
提供するサーバーのスペックは、GPUがHGX B200 SXM×8、CPUがIntel Xeon 6767P(64C/128T、2.4GHz×2)、メモリが64GB×32(DDR5)、ストレージが960GB NVMe SSD×2および7.68TB U2 NVMe SSD×8。サーバーは1台(GPU×8枚)ごとの占有貸しと、GPU1枚単位の共有貸しに対応する。提供する検証・開発環境に、顧客所有のストレージやネットワーク機器などを持ち込んで、独自の検証環境を構築したいという要望にも対応する。
また、今回導入のB200サーバーは空冷タイプとなるが、湯沢GXデータセンターでは水冷サーバーの稼働環境についても構築が完了しており、近日中にもB200水冷サーバーの導入、稼働を予定している。
ゲットワークスでは、生成AIの技術が進歩し、社会に浸透していく中で、これからの活用を検討する企業やGPUサーバーの新規・追加導入を検討する企業・大学・研究機関などへ、検証・開発環境を提供するとしている。