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SCSKのノーコード開発ツール「CELF」、データ連携を可能にするWeb APIを提供

 SCSK株式会社は13日、ノーコード開発ツール「CELF(セルフ)」とのデータ連携を容易に実現するWeb APIを、6月21日より提供開始すると発表した。

 CELFは、表計算ソフトウェアに似た操作性で業務アプリを作成・利用できるノーコード開発ツール。企業が利用しているExcelファイルをアップロードし、管理するデータ項目を指定するといった簡単な操作で、Excelファイルを業務アプリ化できるという。

 今回は、Excelに似た操作性でアプリケーションを開発・利用できるという特長を生かし、企業がデータ利活用できる業務範囲の拡張を目的として、Web APIを開発したとのこと。このWeb APIはREST APIを用いており、リクエスト/レスポンスはJSON形式で、APIキーによる認証を採用。具体的には、以下のデータ操作に対応している。

・テーブルデータの一件取得
・テーブルデータの検索
・テーブルデータの一件登録/更新/削除
・テーブルデータの複数件一括登録/更新/削除

 SCSKでは、CELFに蓄積されたデータと自社ソリューションを連携することで、自社サービスへの新たな付加価値の創出や、既存システムを活用したSIサービスの提供を実現できると、そのメリットを説明。CELFに蓄積されたデータをBIツールのデータソースとして利用したり、基幹システム内にあるデータをCELFで集計・分析したり、基幹システムに入力しなければならないデータをCELF経由で一括更新したり、といった利用例を挙げている。

 なお、Web APIは原則追加料金なしで利用できるが、同時アクセス数、呼出回数などの制限が設けられており、制限を超えての利用を希望する場合は、有償にて対応するとのこと。