スリーシェイク、SaaS提供企業が自社サービスにデータ連携機能を組み込める「Reckoner Embedded」

　株式会社スリーシェイクは18日、企業が自社で提供するSaaSに、スリーシェイクが提供するクラウド型データ連携ツール「Reckoner（レコナー）」を組み込んで利用できるOEM型のサービス「Reckoner Embedded（レコナー・エンベデッド）」を提供開始したと発表した。

　「Reckoner」は、データの集約・加工・連携をノーコードで実行できるクラウドサービス。コーディングを行うことなく、ブロックをつなげるような3ステップのマウス操作で素早くデータを連携できるという。

　今回発表された「Reckoner Embedded」は、この「Reckoner」をSaaS提供企業が自社のSaaSに組み込んで利用できるプラン。「Reckoner」が提供する100種以上の連携コネクタやデータ加工機能を活用し、自社サービス上で外部システムとのデータ連携を構築・提供できる。

　ノーコードで連携設定が可能なため、エンジニアが不在でも業務部門などが自ら連携構築を行え、連携要件の追加・変更時でもスムーズな反映が可能。こうして、新たな開発を行うことなく、自社サービスに外部システムとのデータ連携機能を実装できるので、開発リソースやコストを抑えつつ、エンドユーザーに対して、より高い利便性を提供可能になるとしている。

　なお、SaaSデータとの連携はAPIに限らず、CSVやデータベースなど多様な形式にも対応し、現場に適した柔軟な設計を行えるほか、よく利用される連携パターンをテンプレート化しており、設定作業の負担軽減と、導入までのスピード向上を実現しているとのことだ。