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人事労務クラウド「freee人事労務」と飲食店向け経営管理クラウド「FLARO」がAPI連携

転記の手間なく勤怠データをリアルタイムで把握可能に

 フリー株式会社(以下、freee)は19日、株式会社flaroと業務提携し、自社のクラウド型人事労務システム「freee人事労務」と、flaroが提供する多店舗飲食店向け経営管理ツール「FLARO」のAPI連携を開始したと発表した。両サービスの連携を実現するアプリ「freee人事労務 to FLARO労務」は、freeeアプリストアから導入できる。またfreeeは今回、「FLARO」の代理販売も開始した。

 「freee人事労務」は、勤怠管理や給与計算から年末調整・労務手続きまでを一気通貫で自動化できるクラウドサービス。一方の「FLARO」は、店舗に関わる情報を一元的に管理・分析可能な、飲食店向けのクラウドサービスである。

 今回のAPI連携では、「freee人事労務」の従業員情報を更新すると、「freee人事労務 to FLARO労務」を介して、「FLARO」のスタッフマスタ基本情報に反映されるようになった。また、「freee人事労務」内の従業員の入退社情報と「FLARO」の勤怠管理機能が自動連携されることから、転記の手間なく勤怠データをリアルタイムで把握できる。

 こうした連携により、店舗運営における人件費や人員配置を適切に把握可能になるため、各店舗の店長が経営視点を持ち、組織全体の生産性・収益性を検討する機会を創出するとのこと。

 なお両社では今後、「FLARO」とクラウド型会計システム「freee会計」とのAPI連携により、店舗ごとの利益率を可視化する機能の提供を予定しているほか、飲食業界向けの共催セミナーの開催、DX事例の発信を積極的に展開する考えである。