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SCSK、ブラウザから使えるアプリをノーコードで開発可能なサービス「CELF Anywhere」
2023年10月25日 09:00
SCSK株式会社は、ノーコード開発ツール「CELF(セルフ)」に、Webブラウザから利用できるアプリを開発するオプションサービス「CELF Anywhere」を追加し、11月10日から提供開始すると発表した。
CELFは、データベースと連携したアプリを、Excelファイルから容易に作成できるノーコード開発ツール。このCELFでは、複雑な帳票などの情報伝達性向上と、データ入力時のユーザー操作性を確保し、表計算ソフトに近い操作性を実現するために、クライアントモジュールをPCにインストールする必要がある。
一方で利用企業からは、適用業務が増える中で「DX実現で活用したい」「デジタル化にもっと利用したい」という要望が多く寄せられており、こうした要望に応えるためには対応デバイスの増加と、場所を問わない利用を可能にする必要があると考え、今回のCELF Anywhereの提供に至ったとのこと。
そのCELF Anywhereでは、これまでのCELFと同様に、ノーコードでWebブラウザに対応したアプリの作成を行え、作成したアプリはPCやタブレット、スマートフォンに搭載されたブラウザから利用可能。CELFですでに作成済みのアプリともデータを共有でき、複雑な業務処理が必要な際は操作性や視認性に優れたPCから、外出先で手早く行いたい場合はスマートフォンからといったように、利用シーンに合わせた活用を実現するとした。
なお、CELF Anywhereでのアプリ作成は、1)アプリのテンプレート選択、2)アプリから操作するデータを選択、3)アプリの表示・入力方法や入力データチェックを設定――といった3ステップで完了。作成したアプリは、公開先を指定でき、認証画面を通じて安全に使えるとしている。
価格(税別)は、1ユーザーあたり年間7000円から。別途、CELF基本ライセンス料として、年間17万5000円からが必要になる。対応ブラウザは、Microsoft Edge 88以降、Google Chrome 87以降、Apple Safari 13.1以降。
SCSKではCELF Anywhereの活用例として、「店舗や工場でのタブレット利用、取引先などデバイスに依存しない環境で、データ集計・統合を実現(売上日報、店舗管理、発注管理)」、「バックオフィスで管理しているデータを経営者や管理者、営業がいつでも、どこからでもスマートフォンで利用(業績速報、営業日報、顧客管理、ワークフロー承認など)」、「簡易な用途に合わせたリーズナブルな価格で全社員のデータ共有・利活用を実現(社員情報紹介、目標管理など)」といったものを挙げている。