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クラウド型会計ソフト「freee会計」、インボイス制度対応項目の詳細と時期を公開

 freee株式会社は18日、クラウド型会計ソフトウェア「freee会計」において、2023年10月に開始されるインボイス制度への対応項目の詳細と時期を公開した。

 freeeでは、インボイス制度において発生する買い手側での煩雑な作業を、freee会計によって支援できるように、各種項目の開発を行っている。今回は、税区分の設定や取引登録画面においてインボイス対応の項目を追加するなど、13の機能を順次アップデートすることが発表された。

 そのうちの1つとして、freeeが提供している領収書や請求書の画像、CSV/PDFなどのデータを取り込めるファイル管理機能「ファイルボックス」機能を強化し、インボイス項目の追加とAI-OCRによる画像解析に加えて、さまざまな機能強化を実施する。

 まず7月には、取引登録画面をアップデートし、証憑からの取引登録画面において、OCRで読み取ったインボイス情報を取引に反映できるようにする。複数行での登録や税率が混在する場合にも、より正確な記帳が可能になるという。

取引登録画面のアップデート

 また、ファイルボックスにあるタブを書類の種類(領収書、請求書、その他)ごとに変更するほか、ファイルを絞り込むための条件(例:インボイスか否か)を保存できるようにすることで、よりユーザーが運用しやすい形でのファイルの管理が行えるようになる。

 さらに、ファイルアップロード時に書類の種類・適格請求書等の指定が可能になる。アップロード後にも同様に指定を行えるとのことだ。

 10月には、「決済口座」項目の追加が予定され、現金決済とクレジットカード決済の領収書をそれぞれ指定して管理できるようになる。

「決済口座」項目の追加