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インボイス対応の請求書発行クラウド「freee請求書」、スマホアプリを提供

 freee株式会社は6日、インボイス制度に対応した請求書を無料で作成できるサービス「freee請求書」において、スマートフォンアプリ(iOS/Android)を提供開始したと発表した。

 freee請求書は、金額を入力するだけでインボイスの計算方法で自動計算し、適格請求書の項目も満たした請求書を発行可能なサービス。見積書・納品書など、請求書以外にもさまざまな書類を作成でき、請求や入金のステータスを一覧画面で管理することで、請求書の送り忘れや入金漏れを防げるという。

 今回は同サービスで利用できるスマートフォンアプリを提供する。これにより、インボイス制度開始に伴って新たに請求書に記入が必要となった項目「税率ごとの消費税額及び適用税率」「適格請求書発行事業者の登録番号」に対応した請求書の発行が、外出先や移動中でも手軽に行えるようになるとした。

 帳票の発行枚数に制限はなく、何枚でも無料で請求書・見積書・発注書・領収書・納品書の発行を行える。作成した請求書は、そのままスマートフォンアプリ上からメールで送ることも可能。電子帳簿保存法にも対応しているため、発行した帳票を紙で保存する必要もないという。

 またfreee請求書をクラウド型会計システム「freee会計」と連携させることで、入金ステータスを自動で管理可能になるほか、作成した請求書の情報をもとに、freee会計上で仕訳登録に必要な情報(勘定科目・税率など)の登録を行えるとのこと。加えて、PCブラウザで作成した請求書を、移動時間や外出先でスマートフォンから編集することも可能。急ぎ修正が必要になった場合でも、手軽に修正を行えるとしている。