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freee、フリーランス・業務委託管理クラウド「freee業務委託管理」を提供開始

受注と請求書管理、タレントマネジメントなどの機能を1つのサービスとして提供

 freee株式会社は12日、エン・ジャパン株式会社のフリーランス管理ツール「pasture」事業が、同日付で正式にfreeeへグループジョインしたと発表した。なおfreeeでは、pastureを、フリーランスとの契約・発注・請求・支払いを一元管理するサービス「freee業務委託管理」として提供開始する。

 企業における業務委託については、2024年秋ごろまでに施行が予定されている「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(通称:フリーランス新法)」の制定に伴い、発注業務や請求管理業務の法律対応、煩雑化が想定されているという。

 そこでfreeeでは、pastureの保有していた受発注データと、自社のクラウド型会計システムである「freee会計」の仕訳データ連携を実現。1つのプラットフォーム上で発注と請求管理を行い、下請法やフリーランス新法にも対応したクラウドサービスとして提供していくとした。

 このfreee業務委託管理は、契約締結から発注書の発行、請求書の回収、支払いに必要なデータ抽出までを一括管理できる点が特徴で、契約については、同サービス上で契約締結や契約書の保管が可能。契約情報をもとにした発注・管理を行え、契約更新のアラート通知も設定できる。

 発注については、依頼内容、単価等をフォーマットに入力するだけで、発注書の作成や送付が可能。発注金額、仕事の進捗、残予算もリアルタイムで把握できるという。また請求金額も一覧で確認でき、freee業務委託管理で上長や経理担当者の承認作業も行えるほか、年度内の請求データをパートナーごとにまとめ、支払調書の作成を行うことも可能だ。

 またタレントマネジメントとしては、一緒に仕事をした社員からの評価や、過去の取引実績を可視化する機能を備えている。

 なお料金は、契約するパートナーの人数によって変わるが、参考として、月額3万5200円(税込)から。