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会計クラウド「freee会計」、ファイルボックス機能を強化 アップロードしたファイルの重複チェックなどに対応

取引登録を効率化する「ファイルの登録ルール」もアップデート

 フリー株式会社(freee)は25日、クラウド型会計システム「freee会計」の領収書等を取り込める「ファイルボックス」をアップデートしたと発表した。「ファイルの重複チェック」「ハイライト」の両機能を新たに提供したほか、「ファイルの登録ルール」を強化している。

 ファイルボックスは、領収書や請求書の画像、CSV/PDFなどのデータを取り込めるファイル管理機能。

 新機能の「ファイルの重複チェック」では、同じ証憑を検知し、ミスを未然に防止するもの。AI-OCRで金額・日付が一致した証憑を検知して削除できるので、同じファイルをアップロードしてしまった場合でも、二重計上などのミスを未然に防止し、正確な記帳・証憑管理が可能になるという。

 一方の「ハイライト」は、AI-OCRで読み取った情報に該当する部分をハイライトする機能。視認性を高めてワークフローを改善し、確認・修正を行いやすくしているとのこと。

 またファイルボックスでは、AI-OCRと登録ルールを組み合わせることにより、取引登録を効率化できる「ファイルの登録ルール」機能を備えている。これまでは、ファイルの「発行元」を基にした登録ルールのみ作成できたが、今回のアップデートにより、「メモ」欄に記入された情報を基にしたルールも作成可能となった。

 ファイルアップロード時に任意の文字(=メモ)を入力しておくと、メモに記載された内容と条件が一致するルールが自動で適用される。AI-OCRによる日付や金額、発行元の推測はこれまで通りのため、AI-OCRの効果はそのままに、より柔軟な設定が可能となることから、業務効率の向上が見込めるとのことだ。