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バッファロー、Wi-Fi 6E対応のトライバンドアクセスポイント「WAPM-AXETR」 ゼロタッチ導入専用モデルも

 株式会社バッファローは5日、最新規格であるWi-Fi 6Eに対応した法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-AXETR」を、4月下旬より販売を開始すると発表した。価格は10万9780円(税込)。

 WAPM-AXETRは、2.4GHz帯と5GHz帯に加えて、6GHz帯を用いた最新規格のWi-Fi 6Eを利用可能な法人向けトライバンドアクセスポイント。3つの帯域を各2ストリームずつ、計6ストリーム(2+2+2)利用でき、6GHz帯で最大2401Mbps、5GHz帯では最大1201Mbps、2.4GHzでは最大573Mbpsの高速通信を行えるという。

WAPM-AXETR

 6GHz帯のWi-Fiでは、新たに24個のチャンネルが利用できるようになったため、従来よりも幅広いチャンネル設計が可能。また混雑や干渉が少なくなることも期待されており、アクセスポイント同士を6GHz帯で接続すれば、より安定したWDS(アクセスポイント間)通信が可能になるとしている。

 加えて同製品では、バンドごとに最大256台、合計では最大768台の端末の同時接続に対応。学校や大規模オフィスなどの無線端末が多い環境でも安定した無線LAN環境を構築できるとした。また有線LANのインターフェイスは2.5GBASE-T対応ポート、1000BASE-T対応ポートを1基ずつ搭載し、無線通信のボトルネックにならないように配慮されているとのこと。

 管理面では、ネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」に対応するほか、インターネットを利用した無料のリモート管理サービス「キキNavi」にも対応。導入後のトラブル解析や遠隔地からの機器監視、メンテナンス用の簡易操作などを行えるようにしており、機器管理者の負担を軽減する。

 さらに今回は、現場での設定作業なしでアクセスポイントを運用開始できる「キキNaviクラウドゼロタッチ」専用モデル「WAPM-AXETR/Z」もラインアップされた。一度に大量の機器をキキNaviに一括登録し、導入先で機器をインターネットにつなぐだけで、キキNavi上で事前設定した機器設定情報を自動反映できるため、設定作業を1台1台行う手間を省けるとのことだ。