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ブレインパッド、電力業界向けソリューションに最短2~3カ月で効果検証可能なスタータープランを追加

 株式会社ブレインパッドは25日、電力業界の実態に即したDXを支援する「電力業界向けソリューション」のラインアップを刷新し、「電力業界向けスタータープラン」の提供を開始すると発表した。

 リニューアルでは、検討開始から効果を実感するまでのリードタイムを短縮できるよう、最短2~3カ月で効果検証(PoC)が可能なソリューションを新たに追加した。衛星画像を活用した再生可能エネルギーの発電用地選定や、熟練工の技術継承を支援するAIエージェントなど、計5つの新たなソリューションを通じて、電力業界のDXやAI活用を加速する。

「電力業界向けスタータープラン」を構成する5つのソリューション(赤枠のA〜Eを新規追加)

 ブレインパッドはこれまで、電力事業者を含めた幅広い企業に対し、データ/AI活用および組織変革を支援してきた。しかし、30社以上の電力事業者へのヒアリングや展示会での対話を通じて、その多くが「DXの必要性は理解しているが、導入に長期間・高コストを要する取り組みには踏み出しにくい」「現場で具体的な効果をイメージしづらい」という課題を抱えていることが明らかになったという。

 そこでブレインパッドは、従来の長期的な支援モデルに加え、「クイックに効果を体感できる」ことを重視した「電力業界向けスタータープラン」を開発し、初期投資を抑えつつ、短期間でROI(投資対効果)を検証できるサービス体系へと刷新した。

 電力業界向けスタータープランは、業界特有の「煩雑な業務」「属人化」「収益ロス」を解決する5つのソリューションで構成されている。

 「衛星画像×AIによる再エネ用地選定」ソリューションは、ブレインパッドの地理空間検索技術「Orbital Sense」を活用して、自然言語での検索と衛星画像解析によって、適地条件(面積、平坦性、周辺環境など)を満たす候補地を自動でリストアップし、調査時間を大幅に削減する。

 「AIエージェントによる作業マニュアルや報告書の自動作成」ソリューションは、ブレインパッドの子会社が提供するAIエージェント「COROKO」を活用し、現場の作業動画を撮影するだけで、マニュアルや報告書を自動作成する。暗黙知となっていた熟練工の技術を資産化し、人手不足の解消と業務効率化を実現する。

 「発電設備の予兆保全ソリューション」は、画像、センサー、振動データなどのマルチモーダルAI解析により、故障の予兆を高精度に検知する。最適なタイミングでのメンテナンスを可能にし、稼働率最大化と修繕コスト削減に貢献する。

 「系統用蓄電池のストリング間インバランス可視化」ソリューションは、従来のEMS(エネルギーマネジメントシステム)では検知できないストリング単位での電圧差による容量損失を可視化する。蓄電池の適切な交換時期の予測や運用最適化により、売電収益の最大化を支援する。

 「LOB(事業部門)分析アドバイザリ支援」ソリューションは、分析テーマの探索から実行までを、当社の専門家が伴走支援する。単なる研修にとどまらず、実際の事業課題を解決するプロセスを通じて、データ/AI活用における人材育成と内製化を推進する。

 電力業界向けスタータープランの提供価格は50万円(税別)から。ブレインパッドでは、2026年中に10社への導入を目指す。