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バッファロー、Wi-Fi 6対応の法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-AX8R」

多台数接続時でも安定した通信が可能

 株式会社バッファローは、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応の法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-AX8R」と専用セキュリティケース「WLE-OP-SCC」を、7月上旬より順次出荷すると発表した。価格(税込)はそれぞれ、9万8780円、4180円。

 WAPM-AX8Rは、Wi-Fi 6に対応し、5GHzで最大2401Mbps(4×4MIMO)、2.4GHzで最大1147Mbps(4×4MIMO)の高速無線LAN通信が可能なアクセスポイント。各バンドごとに最大で256台、合計では最大512台(理論値)の端末を収容でき、学校教室や大学の講義室、フリーアドレスで無線端末が多いオフィスなど、多くの端末が接続する環境でも無理なく利用できるという。

WAPM-AX8R

 また、多台数端末への通信のバラツキを制御する「公平通信制御機能」を搭載し、複数の端末が同時に通信してもバラツキが発生せず、平等に通信を行えるため、例えば学校で、多台数のタブレットが同時に動画を再生しても、再生の遅延が生じにくく、快適な授業を行えるとしている。

 有線のインターフェイスはPoE受電が可能な2.5GBASE-Tポートと、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを1つずつ搭載。Wi-Fi 6以外の無線LAN規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応する。なお5GHz帯については、気象・航空レーダー波を検知した際にチャンネルを瞬時に切り替えることで、安定した無線LAN通信を行える「DFS障害回避機能」も利用できる。

 管理面では、別売のネットワーク管理ソフトウェア「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」や、インターネットを利用した無料のリモート管理サービス「キキNavi」に対応し、導入後のトラブル解析や、遠隔地からの機器の監視、メンテナンス用の簡易操作などが可能なため、管理者の負担を軽減できるとのことだ。

 一方、専用セキュリティケースのWLE-OP-SCCを装着すると、本体の空き端子やリセットボタンを保護可能になる。また端子部分は盗難防止用鍵でロックするため、防犯対策だけでなく、オフィス内での万一のトラブルや、人の出入りの多い公共施設などでも安心してアクセスポイント本体を設置可能になると説明している

WLE-OP-SCC